HBX CORe (Online Pre-MBA course)

いきなりMBA本番の授業に飛び込む前に準備をしたい!
そんな人のためにあるのがPre-MBAのコースです。
特に僕のように、理系→建築の道を歩み、 Accounting, Finance, Marketing, Strategy … 一年目必修科目のどれにも体系的に触れたことがない人にとっては、英語の語彙に慣れる上でも良い機会。以前はHBSもオンキャンパスでPre-MBAのプログラムがあったらしいのですが(Preとは言え、かなりハードだったとのこと)、最近はHBXというオンラインコースをPre-MBAの代わりに取れることになっています。

コースは何種類かありますが、受けることになるのは”CORe”と呼ばれる基本編です。
ちなみにHBXはお金さえ払えば誰でも受講可能で、実際受講生の大半はHBS合格者以外の人で構成されています。

説明を抜粋してみると、

The Credential of Readiness (CORe) is our primer on the fundamentals of business thinking—a three-course online program designed to prepare you to participate fully in the business world. CORe was developed by HBS faculty members to instill a deep understanding of essential business concepts and problem-solving skills. Mastering the three CORe courses—Business Analytics, Economics for Managers, and Financial Accounting—will give you fluency in the language of business.

ザクっと要約すると・・・コースは3つに分かれていて、 – Business Analytics(ビジネス用の統計学みたいなもの) / Economics for Managers(経済学) / Financial Accounting(会計財務) – それらを通してビジネスの基本的な言語を学ぼう、という主旨です。
最初に3科目それぞれ診断テストみたいなものを受けさせられ、50%以下だと強制的にその科目を受講しなくてはいけません。50%以上取れれば選択制です。
とりあえずネットで調べたりしつつ(ただのカンニング)、診断テストは3つともパスしましたが、HBS合格生は大幅にDiscountがきき、かつ、診断テストの難しさにビビり、3つとも全て受講することに。

HBXオススメ度

結論としては、投資銀行やコンサルなどいわゆるTraditional Backgroundの人にはオススメしません。というか、おそらく不要でしょう。
ただ、エンジニアやデザイナー、弁護士や医者など特殊なバックグラウンドからMBAに入学する人は、基礎を固めるという意味でもオススメできます。ただ、それなりのお金と時間かかるので、もうちょい深掘りできても良かったかなーと、若干の不完全燃焼感はありますが。
ただ、僕は取って良かったです。とりあえず授業について行く上で二足歩行を覚えられた感じ・・・

良かったところ

アクティブかつインタラクティブな学び

最大の特徴はオンラインコースとは言え、設問に対する自分の発言が他の受講生全員に開示され(僕が受けた回は700人近い参加者)、コメントをもらうことができるインタラクティブな学びにあります。また、いわゆる「コールドコール」(教室で教授にいきなり指されることを言う)があり、急に画面に問題が表示され、制限時間の中でタイプして答えを書かなくてはいけない、という場面が多々あります。
このシステムは確かに効果があり、適度な緊張感を持ちながら進めていくことができ、かつ、英語でのアウトプット力(≒文章力)を鍛えられた感じがします。
また、受講生からのコメントや質問も比較的多くもらうことになるので、その答えを考えるプロセスもなかなか良い学びでした。

全てオンライン

Face to FaceのPre-MBAからの学びが一番大きいのは事実としてあると思います。ただ、場所の制限なく、日本にいてまだ仕事がある段階から多少なりとも準備ができるという意味では、 オンラインでの学びはなかなか役立ちました。「明らかに進化したぞ!」みたいな感じはないですが、ジリジリっと新たな考え方やビジネス言語に慣れた感じです。

イマイチだったところ

基礎固めすぎ

このコースの説明には、「全てのコースを終えるために受講生が使う時間の中央値は150時間」と書いてあります。
実際測った訳ではないので正確にはわかりませんが、それなりのまとまった時間を費やしたことは確かです。
当然、基礎を固めることは良いことですし、やりすぎと言うことはあり得ないのですが、それでもこの時間を費やすのであれば、もう少し実戦への応用編を知りたかったような。例えばFinancial Accountingであれば、実際にSpreadsheet使って財務諸表分析のモデリングを一からやらせる、とか。結局、そう言う経験は積めず、入学してから壁にぶち当たる予感。もともと理系脳で数字とかは嫌いじゃないんですけどねー・・・