ランチョン・セミナーで世界と日本を知る

ランチョン・セミナーで世界と日本を知る

2018-02-24

ランチョン・セミナーと呼ばれるイベントに参加してきました。
ちなみに、Luncheonとは初めて聞いた単語だったのですが、調べてみると
Luncheon【ランチ、lunchより形式ばった語】
とあります。(あ、ランチョン・マットって言うわ!)
つまりはランチ・セミナーのことでした。

場所は六本木ヒルズクラブ。
先日参加したアカデミーヒルズのイベントで告知をもらっていたので参加してみることに。
スピーカーは経済学者であり、小泉政権時代に活躍した政治家でもある竹中平蔵氏。
お題は、「日本経済とアベノミクスの新展開」

堅っ苦しい会にも聞こえますが、会の前半は丸テーブルでランチを食べながら横にいる方と歓談。
後半のスピーチの内容はというと、ダボス会議の報告と、それに対する竹中氏の感想が主旨です。
ダボス会議は新聞やメディアでは見聞きするものの、実際にその場に立ち会った方から話を聞くと臨場感が違います。
特に、各国の首相・大統領がどのような語調で、どんなトピックのスピーチを行ったか。竹中氏の語り口が巧妙なこともあり、ありありと伝わってきます。

臨場感は満喫できましたが、第4次産業革命、AI、規制緩和、保護主義批判、金融政策、そして世界経済、とジェネラルなキーワードにフォーカスした内容であったため、ここでは細かくは取り上げません。
どうも政治家系統の人が話す内容は脳に入ってきにくいのですが、これは僕の政治家に対する理解が薄いからなのか、どうなのか。

せっかくなのでダボス会議について、少し考えてみました。
(ちなみに・・・
【ダボス会議】
毎年一月スイスのダボスで開かれる世界経済フォーラム(本部ジュネーブ)の年次総会。正称、世界経済フォーラム会議。世界各国の政財界のリーダーや学者らが参加し、賢人会議ともいわれる。)

僕の個人的な注目は、Google/Apple/Amazon/Uberなどなどの世界全体を変えうるテクノロジーやサービスを持った会社が、各国の文化や政治といったローカル要因といかに対話していくのか、という所にあります。
グローバルな世界とはいっても国境をまたげば数多くの障壁があるのも事実。
一方、拡大を命題とせざるを得ないのが企業。
特に人口(≒消費)の増加が限定されている地域の企業は、Globalizationの動きは嫌でも視野に入ってきます。
当然、規制の違いなども成功を左右する要因の一つですが、人材や文化、歴史などもっとナイーブかつ強い力が働くようにも感じます。

「真にグローバルな企業とは何か」。
それは、働く「人」というレベルから多様性を活用できる企業であると思います。
そのために、必要なリーダーシップは?組織のオペレーションは?
自分なりの仮説はあるものの、その検証はじっくりとMBAの過程で考えたいと思っています。