2年目の冬休み期間中に1ヶ月ほど南米に滞在していました。2019年12月〜2020年1月の間です。
コロナで世界が一変した今となっては、地球の裏側にある南米はさらに遠く感じます・・・
アルゼンチン(ブエノス・アイレス、イグアス、メンドーサ)→ ウルグアイ(コロニア・デル・サクラメント)→ ペルー(クスコ、リマ)→ ブラジル(マナウス)→ アルーバ→ コロンビア(メデジン、グアタペ、サンタマルタ、カルタヘナ)と回り、所々で南米出身の友人と合流しながら案内をしてもらいました。
日本から距離が遠いためなかなか訪れるのが難しい街ばかりですが、街並み、人、文化、料理、どれを取っても新しく、自分の世界を広げたいという方には強くオススメします。特に将来アメリカに留学予定の人は距離的にも近いですし、必ず一度は訪れてみてください。
アルゼンチン
ブエノス・アイレス Buenos Aires
植民地として繁栄していた頃の西欧の街並みが色濃く残っています。アルゼンチン名物の肉料理をリーズナブルに楽しみながら、夜はタンゴを至る所で観賞でき、南米ならではの文化とヨーロッパ文化が絶妙に混ざり合った独自の世界を見ることができます。
イグアス Iguazu
世界最大の滝であるイグアスの滝はアルゼンチンとブラジルにまたがっています。アルゼンチン側のプエルト・イグアスは小さく静かなローカルタウンで、ブラジル側のフォス・ド・イグアスはレストランなどが立ち並ぶ明るい街です。
個人的にはアルゼンチン側から見た方が最大の滝である「悪魔の喉笛」により近づくことができ迫力があったと思いますが、ブラジル側からは滝を下から見ることができ、違った魅力があります。
メンドーサ Mendoza
アルゼンチンワインの70%のシェアを占めるのがメンドーサ州。街の周辺には3000近くのボデガ(ワイナリー)が点在しており、これらをバスで巡るツアーに2日連続で参加しました。外資系資本が投下されたワイナリーが多く、ワインだけでなく振舞われる料理の質は驚くほど高かったです(その分、アルゼンチンの他のどこよりも物価が高い)。
アルゼンチンワインというとリーズナブルなワインを思い浮かべてしまいますが、質の高いある程度値が張るワインはほぼ日本に輸入されてきていないだけ、という衝撃の事実が判明。マルベックの圧倒的な完成度の高さに感動しました。
ウルグアイ
コロニア・デル・サクラメント Colonia del Sacramento
ブエノス・アイレスの対岸に位置し、フェリーで1時間で訪れることのできる小さな街。植民地時代の面影が残る街並み全体が世界遺産に登録されています。半日ほどで歩くのにちょうど良い大きさで、ブエノス・アイレスから日帰りで十分です。たまたまランチのために立ち寄ったレストランでは繊細で質の高い料理が振舞われ、アルゼンチンの威力ある肉料理から一時解放されてほっとしました。
ペルー
クスコ Cusco
マチュピチュで有名な街。クスコの街は高度3,400mに位置し、飛行機が高度を落としている途中に急に山の中に突っ込んでいって着陸する、という珍しい経験をすることができます。かつてはインカ帝国の首都であり、当時の技術力の高さが刻み込まれた石積の基礎の上に、スペイン式の建造物が立ち並んでいます。
マチュピチュ遺跡はクスコの街から電車とバスで片道3時間ほどです。圧倒的辺境の山脈の頂きに広がる天空都市が人を惹きつけてやまない理由は訪れてみて初めて分かりました。人類が経験した中で最も困難な建築プロジェクトの1つではないでしょうか。
リマ Lima
ペルーの首都リマは言わずと知れた美食の街です。長期的に住むなら南米のどこが良い?と聞かれた迷わずリマと答えます。なぜなら食事が美味しいから。有名店だけでなく、街中にあるレストランもかなりの質の高さ。日本料理とのフュージョンも抜群の美味しさで、ダシの取り方などに似たところを感じます。