冬休みの南米滞在記 後編(ブラジル、コロンビア)

冬休みの南米滞在記 後編(ブラジル、コロンビア)

冬休みの南米滞在後半はブラジルとコロンビアです。この2つの国はそれぞれHBS同級生の現地人に案内をしてもらったため、前半に比べ圧倒的に計画が楽でした。慣れない言語、文化、航空会社など全てが重なり、現地人抜きで計画するのはかなり時間がかかったというのが正直なところです。楽な上、ローカルな食べ物や他国からの観光客が少ない穴場スポットなども紹介してくれ、一石四鳥くらいのお得感があります。MBA中に仲良くなった友人の国を訪れてみるのは留学の最大の醍醐味の1つです。

ブラジル

マナウス Manaus

日本人にはあまり知られていませんが、アマゾンの奥深くに位置する街です。19世紀末頃からゴムの産地として栄華を極め、なんと市内にはオペラハウスまであります。当時ほどの活気はもうありませんが、現在もアマゾン内部の交通・貿易の要所として重要な街の一つです。アマゾン観光の中心地ともなっており、マナウス周辺のホテルを拠点に様々なツアーが組まれています。同級生のブラジル人が案内してくれ、ディープなアマゾン体験をすることができました。

地平線まで続くアマゾンの森に360度囲まれています
アマゾン散歩。見たこともない植物、昆虫、魚や動物に出会える天然動物園です
ホテルのビーチ… は海ではなく、アマゾン川に面しています。ピラニアやワニが泳いでいます
料理のメインはピラルクなどの川魚です。なかなか美味しい。左下はレモングラスで育てられたアリで、レモン風味がします
アマゾンど真ん中に建てられたオペラハウス – Teatro Amazonas

アルーバ Aruba

ブラジルからコロンビアに移動する途中、半日ほど滞在した国です。ベネズエラの近く、カリブ海に浮かんでいる島ですが、なんとオランダの一部となっています。アメリカからの観光客で賑わう高級リゾート地となっており「カリブ海のラスベガス」という異名を持っているそう。圧倒的に綺麗な海と久しぶりの英語と、一気に上がった物価でその事実を体感しました。

透き通るような海。気候も穏やかでアメリカ人にとって近場のハワイです

コロンビア

メデジン Medellin

FGIという授業(こちらの記事を参照)で訪れたボゴタに続く、コロンビア第二の都市。昔は麻薬取引の巣窟となっており、非常に治安が悪かったのが一変、2013年には「最も革新的な都市」に選出されています。標高1,500m、周囲を山に囲まれた街に作られた近代的な交通網(大規模な鉄道システム、ロープウェイなど)や公立図書館、スラム街と学校に設置したエスカレーターが評価されたとのこと。コロンビアを代表するアーティスト、ボテロの故郷ということもあり、美術館やギャラリー、グラフィティに溢れています。ここからはコロンビア人の同級生含めて8人ほどのグループで行動し、日々の賑やかさが増してきました。

街の中心地。ボテロの代名詞であるポッチャリ人間の像が立っています

グアタペ Guatapé

メデジンの郊外の小さな町。大自然に囲まれており、メデジンに住む人が余暇を過ごす場所としても有名です。特徴はなんと言っても、町の近くにそびえ立つ巨大な一枚岩、ラ・ピエドラ・デル・ペニョール (la piedra del peñol)。Airbnbで予約した大きな家に宿泊し、夜は庭で焚き火を楽しみながら語り飲み明かし、コロンビアでの最高の思い出の一つとなりました。

そびえ立つ一枚岩。階段で上に登ると絶景を楽しむことができます

サンタマルタ Santa Marta

飛行機で移動し、一気にカリブ海の近くへ。リゾート地として有名な町ですが、今回の目的は友人がとにかくお勧めしてくれた秘密のビーチ。船でのアクセスが必要な無人島にあるビーチで、「クリスタルビーチ」という異名があるとのこと。訪れてみるとその名の通りガラスのように透き通った水が広がっていました。

小さな島々が連なっているのを見て瀬戸内海を思い出しました

カルタヘナ Cartagena

いよいよ南米滞在最後の町、カルタヘナです。城壁に囲まれた植民地時代の面影を色濃く残す街で、旧市街の街並みは世界文化遺産に登録されています。カリブ海のリゾート地でもあり、照りつける太陽と美しいコロニアル建築が独特のアイデンティティをつくり出しています。

旧市街の街並み。街を抜けると綺麗な海が広がっています
クラスメイトとカラフルな街を練り歩く。料理も最高でした