ジュネーヴからバスで約1時間半ほど、モンブラン(4810mでヨーロッパ最高峰)山群のふもとの渓谷の町シャモニーへスキーをしに行ってきました。
街は標高1000mほどに位置し、5つのゲレンデが街を取り囲みます。1924年開催の記念すべき第1回冬季オリンピック大会会場でもあり、ヨーロッパでも有数のスキーリゾートとして世界中からスキーヤーが集まってきています。
街の様子とゴンドラで上から見た写真です。ご覧の通り、渓谷の中に街が作られており、街の中からはアルプスの山並みをどこからでも眺めることができます。
今回はHBSの同級生10名とUCPAというNPO団体が運営するスキー(+スノーボード)プログラムに参加してきました。6泊7日のプログラムでスキーリフト付き、4日のインストラクション付き、ホテル代込みで9万円程度という破格の値段。部屋こそ6人部屋ですが、同級生との相部屋だったためスキー合宿と割り切ってしまえば十分な環境です。
改めてスキーとどっぷり向き合うことができたのが何よりの収穫でした。高校の時、バンクーバー留学中はスキーチームに所属しスラロームの大会などに出ていましたが、結局その頃身体が覚えた滑り方は数ある斜面の滑り方の1つにすぎません。氷の斜面、新雪の斜面、極端に急な斜面、視界が全くない時、など環境に応じてどのように滑り分けるのか、体系的に習うことができたのが良かったです。期間が長かったことと、街の周りにありとあらゆる種類の斜面が存在するからこそできた貴重な経験だと思います。
ゲレンデの様子です。
オフピスト(コース外)に出て樹々や岩の間を滑るのは最高の気持ち良さでした。
コースの脇にある休憩所。皆、外で寝転がって景色を楽しんだりしています。
メンバー集合写真。ほぼ全員かなりの上級者で、みんなコース内外を自在に滑りこなしていました。
そして、5日間連続でスキーをしつつ、5日間連続でこれほど飲み続けた経験は人生初です。
街の中には豊富にバーやクラブがあり、毎夜飲み歩いてもネタが尽きることはありません。
同じクラスのメンバーと。このメンバーでインストラクションを受けました。
インストラクターと。この人が最高でした。
最終日にはゴンドラを使ってL’Aiguille du Midiの標高3842mの山頂へ(スキーはせず)。
絶景とはこのことです。
3週間のヨーロッパでのステイも終わり、ボストンへと帰ってきました。
怪我なく無事に帰ってこれましたが、下半身の疲労が半端ないです。最後に滑ってから2日以上経った今も便器に普通に座れません。
そして、帰ったらチャールズ川が凍っていました。水面が全く動いていない・・・
ただ、シャモニーの寒さに慣れたためか現状の氷点下5度は比較的難無く耐えることができます。寒がりの僕も進歩しているようです。