1st Semester 授業紹介:Finance I

鬼門と予想されたFinanceですが蓋を開けてみると最も学びの多かった授業の1つでした。
自分の成長を分かりやすく感じることができたからでしょうか。期末試験の問題を(正解かは別として)全て解き終わった時、初めてFinanceを授業で学び始めた自分が、「HBSのFinalに(何かしら)解答できた」というレベルに達することができたのは、先を見れば小さな一歩かもしれませんが、確実な飛躍であったと思います。

今学期の授業をザクっと要約すると・・・
会社のビジネスやプロジェクトの内容を理解してFCFに落とし込み、かつその背後にあるリスクの評価から算出したDiscout Rateを使って現在価値を導きます。ここまでが本題で、あとは機械的にNet Debt(Excess Cashの比率は判断の余地あり)を差し引いて一株当たりの価値を見出すところまで。またもう1つの評価軸としてMultipleも取り入れて議論をします。

Financeの基礎と言えば基礎ですが、ケースを読みながらモデルに落とし込む作業はWall Street Prepの講義を聴くスタイルとは全く異なった学びがあり、より実践に近いスキルを身につけられたと感じます。

この授業に課した課題は「何が何でも自分一人でやってみる」。間違いのあるモデルを作りはしたものの、何かしら自分で導き出した数字を持って毎授業臨むようにしました。そのため、他の科目に関しては経験を積むにしたがって1ケース当たりに割く時間は確実に減っていきましたが、Financeは学期を通して投資時間は多めでした。おそらく1ケースあたり1.5時間から最も長い時で3時間ほど。平均2時間弱。

教授はエッジの効いたイギリス人。抜群に頭の回転が早く、生徒がどの角度から発言をしても軽快にその上を行く返しをしつつ議論を進めていきます。また、時には「Stock of Day」と題して、昨今の動きがあった株に関してケースの内容から完全に脱線して30分以上も議論をしたことが多々ありました。そして、週の始めの授業は必ず愛娘と過ごした週末の話から始まります。そんなフリースタイルな授業の中で発言を重ねること自体がトレーニングになっていたのかもしれません。

振り返るとWall Street Prepは確実に役に立ちました。おかげさまでモデリングでSpreadsheetの扱いに苦労することはほぼなく、圧倒的に時間の削減につながったと思われます。