設計事務所を対象とした勉強会へ、講師として参加させてもらいました。
若輩者ですが、お邪魔します。
参加者は、地方を中心(東北から九州、遠くは沖縄まで!)とした小〜中規模の事務所の所長さんを中心に30名弱。(主催者は設計事務所専門の経営コンサルタントの方)
皆さんは異なる地域で活動されていて競合することもないため、情報やノウハウを共有してより良い経営に生かそう、という主旨の勉強会とのこと。
ニッチですが、確かにそういう方向性のネットワーキングもあるわけです。
今回は、弊社プランテックグループのこれまでの過去の実績や、僕自身のこれまでのキャリア、そしてHBSへ留学後の構想を話しました。
プレゼン時間は90分、その後、質疑応答30分。
大学の講義は90分でしたが、この時間喋り続けるのって大変なのですね。大学時代、爆睡してしまった授業の記憶が思い起こされます。
複数のファイルに分かれたプレゼン資料をつなぎ合わせ、時間配分を意識しながら話していると予想以上にエネルギーを使いました。
プランテックグループの33年間の軌跡を中心に話しつつ、
1. キャリアをスタートさせた竹中工務店で学んだモノづくり
2. プランテックへ入社後の海外クライアントを中心とした経験
3. これから始まるMBAへの挑戦、その後の構想
など、自分自身の軌跡を重ね合わせてみました。
僕にとっても多くの気づきを与えてくれたのは、その後のディスカッションセッション。
30分間たっぷり多くの質疑をいただきましたが、中には突っ込んだ内容もあり、普段言語化しないことを強制的に口にすることで頭が整理されたような感覚でした。
この写真のような感じで、心地よく質問攻めを受けます。
いただいた突っ込みの代表的なところは、
・なぜ建築の設計をやってきて、全く異なる分野であるMBAを志そうと思ったのか
・設計者やコンサルタント、施工技術者やデザイナーなど多様な人材をグループの中でどのように生かせているのか
・海外拡大に関する具体的な戦略は何か
・多様な国籍の社員をどのようにまとめていけるのか
・僕の世代に新たな事業を開発していこうとは考えているか
などなど。当然、現状、ある一定の答えは持っている一方で、どれも継続的に考えいかなくてはいけない課題です。
その後の懇親会にかけても議論は絶えず・・・自分が置かれた状況をちゃんと言葉にして他人と共有し、議論をする。
おそらくHBSへ行ったら幾度もそういう機会はありそうですが、まずは日本語で慣れておきたいところ。
そういう意味でも、とても貴重な経験をさせてもらいました。