NY郊外の美術館紹介

NYに滞在中の週末は普段なかなかいくことのできないNY郊外の美術館に足を運んでみました。
どれも全く異なった特徴とコンセプトがあり、かなりお勧めですので紹介します。

Storm King Art Center

箱根にある彫刻の森を2倍くらいの大きさにした屋外彫刻美術館です。
Grand Central Stationから電車で北に約2時間、Beacon駅でおり、そこから専用のシャトルで約30分の距離です。シャトルは事前にオンラインで予約する必要があるため注意。

大きな芝生の敷地をマップをみて歩きながら大小様々な彫刻に巡り合う、という体験型美術館です。
子供連れの家族がピクニックをしていたり、インスタ映えする写真を撮るために工夫を凝らすカップルがいたり、訪れた人が皆思い思いに時間を過ごしている風景が印象的でした。

Dia Beacon

Beacon駅から徒歩約10分の距離にある現代美術館。上記のStorm King Art Centerに行く途中にあるため、一日で両方訪問することをお勧めします。

Nabisco社のパッケージ印刷工場を美術館に改装しており、広大な建物の中に豪華な顔ぶれのアーティストによる作品がズラリと並んでいます。

特に良かったのは写真のRichard Serraによる屋内巨大彫刻。このスケールのSerraの作品が屋内で展示されること自体珍しいですが、工場の窓から入ってくる光など様々な要素が重なり合い独特の空間体験を生み出していました。
すぐ隣にあるミュージアムショップ&カフェもNYに帰る電車に乗る前に一休みするのに最適です。

The Noguchi Museum

日系アメリカ人アーティストの巨匠、Isamu Noguchiの美術館です。Queensにあり、Midtownから電車+バス(もしくはUber)で40分ほどで着きます。
他の美術館に比べると比較的小ぶりですが、それでも1人のアーティストのために作られた美術館としてはなかなかの規模です。

屋内、半屋外、屋外にその場所にマッチする彫刻が展示されています。空間と彫刻の組み合わせによって多様な居場所が作り出されており、大きくないはずの美術館の中で豊かなインタラクションを体験できます。彫刻の質は当然のことながら、それに合わせた建築の作り方が絶妙でした。

MoMA PS1

こちらもQueensにあるMoMAの分館。Midtownから電車で15分ほど行き、最寄りの駅から徒歩10分ほどで着くのでかなりアクセスが良いです。
PSとはPublic Schoolの略。昔の学校の校舎を美術館に改装しています。

美術館の案内が学校の黒板に書かれています。

1年に1回、若手の建築家を対象にインスタレーションのコンペをやっており、今年の勝者の作品が中庭に展示されていました。(上の写真)正直、これはイマイチだったのであまり深く言及しませんが、校舎内に展示されたアートのクオリティは高く、特にSimon Fattal(レバノン系アメリカ人)の展示が気に入りました。(下の写真1枚目)

古い学校の校舎をウロウロしながら現代アートと触れる、ユニークな体験ができます。