HBSの期末試験

HBSの期末試験

Academics

1年目の必修科目では全てのクラス、2年目の選択科目ではクラスに応じて(全体の約60%)期末試験があります。
選択科目の一部を除いたほぼ全ての試験がケースを題材としており、Wordで文章問題に答えながら、必要に応じてモデルやグラフを作りExhibitとして挿入していきます。(一部のファイナンスの試験は全てExcelファイルでの回答)

試験時間は4〜5時間、Word Limitは1,000〜2,000 Words。人によってスタイルは違いますが、僕はだいたい以下のような手順で解いていました。

1: 問題を読む
まずはザッと問題に目を通します。
多くの場合が a. 背景の分析、b. 問題点の抽出、c. 提案の提示、d. 短期と中長期のアクションプラン、e. 改革を進める上でのリスク提示 の流れになっていますが、最初に問題に目を通しておくことでケースの読むポイントを絞りやすくなります。
ここで問題毎の配点が分かる場合がほとんどのため、問題を解く上での時間配分も配点に比例して大まかに計算しておくことが、時間切れでの大幅減点を避けるコツです。

2: ケースを読む
30分〜1時間程度をかけてケースを読みます。後々、回答に使えそうな箇所をハイライトしたり、文章の横の空白にメモを取ったりしながら読むため、通常のケースを読むスピードよりやや遅めです。最初にいきなり文章を読み始めるのではなく、まずは文末につけられたExhibit(業界や会社の情報などの数字がまとめられている。時には写真も)に目を通しておくことで、ケースで何が問題となっているか、どのような文章の流れになるか予想をつけることができます。

3: 回答の下書きを作る
いきなり文章を書き始めるのではなく、各問題に対して何を答えるか下書きを書くようにしていました。回答の情報が被ったり、論点が前後したり、書くべきポイントが抜けてしまうのを避けるためです。このプロセスは半分英語、半分日本語で行っていたため、メモを見返すと結構カオスな状況に。(トップページのサムネール画像)ここは人によってスタイルが分かれるところです。
ファイナンスの試験などはいきなりモデルに手をつけ始めても問題ないですが、その他のケースはこの下書きに1〜1.5時間程度ちゃんと時間を使うことで、いざ書き始めてから文章を書くことに集中することができ、結果時間節約へと繋がる感覚がありました。

4: 回答を書く
あとは自分が作ったガイドラインに沿ってひたすら書いていきます。
パラグラフの最初に結論を簡潔に述べて、それをサポートするセンテンスを並べるスタイルを多用しました。こちらの方が今何を書いているのか自分自身も混乱しなくて済みます。英語のクオリティよりもコンテンツとロジック重視、ということで、どの内容をどの順番で書くかを優先して、言語の細かいことで悩むのはなるべく避けるようにしていました(それでも書くの遅すぎ。これは永遠の課題です)

毎回20分程度の余裕を見て時間配分をしているつもりなのですが、ギリギリまで時間を使い切り、見直す余裕もあまりなく提出していました。人によっては時間を余らせてさっさと退室する人もいましたが、半数以上の人は最後の5分くらいまで解いていました。

こういう形式の試験は初めての経験、かつ英語、かつそもそも学部ではほぼ理系科目しか取っていなかったため、そこそこビビっていましたが、慣れてコツが分かるとまあ何とかなるようになります。
1年目の必修科目時は、Woman’s Student Association (WSA) という女性リーダー推進団体が対策プリントpdfをみんなに配って解説までしてくれるため、完全にこれに頼りつつ、自分の対策メモを作っていました。東大の頃によくあったシケプリ的なものですね(内輪ネタですみません)

ちなみに1年目はみんな同じ教室で試験を受けますが、選択科目となる2年目は自分のPCに試験をダウンロードして制限時間以内にアップロードをすれば良いため、世界中どこからでも自分のスケジュールに合わせて受けることができます。そのため、人によっては旅行先から試験を受ける人も。
僕はこの冬休みの前半に仕事で日本に帰る予定があったため、試験の時間枠がオープンするなりすぐに終わらせて、試験期間半ばでボストンを発ちました。

準備も含めるとかなりの時間とメンタルエネルギーを持っていかれる期末試験ですが、総括という意味では良い機会だなと思います。対策用に作った自分のメモやテンプレートは後から見直して役立つことも多々あります。