IFC (Immersive Field Course) のプレゼンテーション

IFC (Immersive Field Course) のプレゼンテーション

HBS 2年目の選択制クラスであるIFC (Immersive Field Course) の最終プレゼンテーションにオブザーバーとして参加してきました。

30〜40人の生徒が2名の教授の引率のもと、他国へ赴き、現地の企業と関わりながら事業のコンサルを行う、というクラスです。
教室で学んだ理論の「実践」を行う機会ということです。
(参照:HBS公式ブログより
An IFC (Immersive Field Course) is a class for second year students where the vast majority of content consists of an on-the-ground assignment to learn about and advise on real problems.)

最終プレゼンテーションとは言っても、「参加者全員が日本での経験を述べる」、というもので、ここではいわゆるビジネスっぽい話は少なめです。

場所は、アークヒルズクラブ。さすが。
会場費タダらしいです。さすが。

会場に着くと、そこは全くの別世界。
自信に溢れた面立ちの生徒(+運営の方たち)が会場を埋めています。
すぐに何名か知り合いの方に挨拶を済ませると、プレゼンテーションが始まりました。

1人2分程度のスピーチで写真をスライドに映しながら感想を話していきます。

ストーリーの構築の仕方が上手い!+プレゼンの仕方も上手い!
何より始まりと終わりがうまく考えられています。

例えば・・・
(自分の子供の写真をスクリーンに映す)
「僕にはとても可愛い子供がいます」(会場、なごみの空気)
(日本での経験をスライドを交えながら話す)
「相撲部屋や茶道を経験し、企業文化に触れたことで、日本のHARD WORKINGな文化に感銘を受けました」(観客、うなずく)
(最後に自分の子供の前にハーバードの教材を置いた写真を見せて)
「だから、今日から僕は子供に日本流の英才教育を受けさせることを決めました」(爆笑)

ん〜、ユーモアも交えて、すごい!

また、生徒が日本独特な文化に対して、好奇心をもち、理解を示そうとするオープンな姿勢を感じました。
「恩」「師弟制度」「礼儀」「ミニマリズムなデザイン」「サブカルチャー」「名刺交換」
などなど、意外と僕たちが当たり前と思っていることでも、海外では特異な文化であったりします。
日本人でも説明難しかったりしますよね・・・

ただ、一つだけ物申せるな、と感じたのはスライドのデザイン、写真の見せ方、でした。
あー、そんな風に画像をレイアウトしないで・・・! とか。
そのアングルの写真を使うんかい・・・! とか。
ファイナンスなどのスキルでは100%他の生徒に劣っているだけに、こういうところで自分のバリューが発揮できそうなのは少し安心・・・はできていません。

それにしてもHBSの生徒は平均年齢28歳とか言われていますが、みんな見た目が・・・

おっさん(日本人目線)

僕が横に並ぶと、「Hey, young brother!」どころの話ではないです。
海外駐在して、ヒゲ生やして帰ってくる日本人の気持ちが少し分かります。
生やしませんけど。